お湯が出ないというトラブルに見舞われ、自分でできる基本的なチェックを行っても改善しない場合、いよいよ専門の業者に修理を依頼することになります。その際、多くの人が不安に感じるのが、「修理に一体いくらかかるのか?」という料金の問題と、「そもそも、どの段階でプロを呼ぶべきなのか?」という判断基準でしょう。まず、プロを呼ぶべき明確なサインは、いくつかあります。筆頭は、給湯器のリモコンに表示された「エラーコード」が、取扱説明書のリセット方法を試しても消えない場合です。これは、点火装置やセンサー、電子基板といった、内部の部品が物理的に故障している可能性が高いことを示しています。また、「給湯器本体から水が漏れている」場合も、迷わずプロを呼んでください。内部の配管やパッキンの劣化が考えられ、放置すれば被害が拡大するだけでなく、漏電の危険性もあります。さらに、「ガスの臭いがする」「給湯器から黒い煙やススが出る」「お湯の温度が極端に熱くなったり、ぬるくなったりと、全く安定しない」といった症状も、不完全燃焼や重大な故障の兆候であり、非常に危険なため、直ちに使用を中止し、専門家による点検が必要です。修理を依頼した場合の料金相場ですが、業者の料金は、一般的に「基本料金・出張料金」と「作業料金」、「部品代」で構成されています。簡単な点検や調整で済む場合は、8,000円から15,000円程度が目安です。点火プラグや温度センサーといった、比較的小さな部品の交換が必要な場合は、部品代を含めて15,000円から30,000円程度。給湯器の心臓部である電子基板や、燃焼系統の部品交換となると、30,000円から50,000円以上かかることもあります。そして、最も重要な判断基準が「給湯器の使用年数」です。一般的に、ガス給湯器の寿命は10年前後とされています。もし、使用年数が10年を超えている場合は、高額な修理費用をかけても、すぐにまた別の箇所が故障するリスクが高いため、修理ではなく、新しい給湯器への「交換」を検討するのが、長期的に見て最も賢明で経済的な選択と言えるでしょう。